今夜はブラの日です

 今夜はブラジル「カップ・オブ・エクセレンス」のオークションがあります。今年もブラジルはハニー(パルプド・ナチュラル)とナチュラルに分けて2回開催されます。例年ですとナチュラルの方は年明けになりますが、今年は少し遅れて年内にナチュラルのオークションもあるようです。いつも通りの光景ではありますが、今年はちょっと「異変?」がありまして、あの常連のカルモ・デ・ミナス地区の豆がほとんど姿を消しました。上位10ロットのうち7~8ロットがこの地区という年もありましたから20くらいある受賞品の中にほとんど姿が見えないというのは近年では珍しい感じが致します。地域的に何か天候不順などで不作だったという裏事情があるのでしょうかねえ...。それに特にナチュラルの方はスコア90点超えがいくつかあるものの、93点とか94点とかを付けられる図抜けたロットが見当たらず、ちょいと寂しいかもです。昨年のように90点超えで掘り出し物というのは恐らく出ない気が致します。今回も当店のスタンスとしては高品質でお値打ちなものがあれば買いますし、高値になれば降りるという某商社さんの方針に従いますから、買えない可能性も捨てきれません。ハニーでもナチュラルでもCPの高いものならどっちでもいいと思っております。昨年から開催国が減りましたし、どこもなかなか安値では落札できなくなってしまいました。不景気で入札が少なくなればチャンスありですが、トランプさんの登場で株式相場などが逆に上がっちゃってますから、しばらくは似非好景気が続くんでしょうねえ...、そうなると貧乏店の出番はなくなります。先日のダテーラ・ナノロット・オークションのようにせいぜい数箱程度であればウチみたいな零細店でもちょっかい出せますが、20箱近くもあるロットを落札するとなると下手すりゃ数年抱え込んでしまわないと捌ききれませんから、やっぱお呼びでないですね三重珈琲あたりじゃ...。正直な本音を言えばブラジルよりもっと酸味のしっかりしたコスタリカ、ホンジュラスなどの方が個人的には好みでもありますし、果報は寝て待てということでN社さんにお任せ・丸投げさせていただきます。まあ、運が良ければ買えますって...。

最先端のガラケー

 機械の立場から致しますと人間様というのは自分たちを作った偉~いお方ですから、本来はそれに反抗しようなどとは思っていないはずでありますが、人間の感情を記憶させて喜怒哀楽の分かるロボットを作ろうとしたら、とたんにとんでもない下品でアウトローな言葉を覚えてしまい、うまくそれを制御できなくなったという記事が少し前にどこかに載っておりました。最近それに似たような事例が散見されるようになって来ている感じが致しませんか?特にワタシが気にしているのが自動車でありまして、最新式のハイブリッド車なるものを運転しておりますと、たまに車側の勝手な判断で意図したように動いてくれない時があります。例えば少し車線のどちら側かに寄ったということではみ出し警告音が鳴ったり、交差点で右折車の近くを直進する際に危険警告ブザーが鳴ったり致します。どちらもこちらは十分それを認識しているし警告音を鳴らされるようなシーンではないと思うのですが「見解の相違」というヤツでしょうか...。ワタシの場合は実際にアクセルから足を離しているのに車が勝手に加速したり、走行中に突然エンストを起こしたりという経験をしておりますから、どうも自動車そのものにあまり信頼感を抱けずにおります。先日も博多でタクシーが病院に突っ込んで多数の死傷者が出たというニュースがありましたが、あれも高齢者がアクセルとブレーキを踏み間違えたと片づけてしまうには、ドライバーが年齢的にそこまで歳をとってみえないことと証言が具体的過ぎて個人的には自動車の不具合の方を疑いたくなります。また今度も暴走車がプリ○スだったことも引っかかりますし...。極端に高いと言われるこの車のリチウム・バッテリーの電磁波のせいなのでしょうかねえ。自動車生産にかけては日本のトヨタなどは世界でも1・2を争う最先端を行っておりますから商品も他を圧倒するものだと思いたいのですが、自動車の専門家の中には実はもうこのままでは世界的には「異端」の部類に入りつつあり、かつてウチの近くで世界に名を馳せた目の付け所が優れた某家電メーカーのように、もう10年もすると欧米はおろか中国のメーカーにも抜かれかねない状況にあると指摘される方もいらっしゃいます。時代は既にEVの時代でいかにして脱内燃エンジンに移行するかという流れになっており、そのための投資を中国などは国家主導で行っているのだそうで、欧米でも熾烈な先陣争いで環境整備を行っております。しかし、日本だけ世界的にはあまり見向きもされないハイブリッド車や軽自動車に注力してEVの環境整備ができていないようです。そう言えば先般の伊勢志摩サミットで日本政府の用意した鳴り物入りの最先端自動車に欧米首脳が誰も乗らなかったのは自動車先進国のプライドだろうとばかり思っておりましたが、そうではなくてもう既に日本の最先端の自動車技術には興味がないからだったのかも知れません。考えてみればリッター30kmとか40kmとかいうハイブリッドの燃費に踊らされておりますが、実際には市街地走行ではその半分程度しか走らないのは大甘の日本の基準からすれば半ば常識ですし、カタログ燃費で比較してハイブリッドを買っても車種によっては従来型のガソリン車との価格差を埋められないので、本当にトクなのかどうかさえ疑わしかったり致します。ハイブリッド車というのはあと数年もするとちょうど携帯電話のガラケーみたいな存在になると予想する向きもあり、この分野でも相当努力していただかないと日本は置いてきぼりを食うようであります。携帯電話のガラケーでも少々肩身の狭いときがありますから、これに自動車まで加わるとなると極力ご勘弁いただきたい世界になってしまいますが...。


みんな楽な方がいいんです

 よくスポーツ選手は食事から日々の行動などまで自分を厳しく律して目標に向かって辛いことに立ち向かわれます。有名進学校を目指す受験生などもそうなんでしょうねえ。でも大多数の一般人はたぶんワタシと一緒で嫌なことからは逃げて、少しでも楽な方に舵を切るものであります。生涯のうちで一度も金メダルや東大を目指した経験のないワタシなんぞは、昔から楽こそ命という性格でしたので思い起こせばこいう経験がございました。まだ小学校に上がったばかりだった頃、真冬の木枯らし吹きすさぶある寒い日に、若くてやる気に満ちた担任の女性教諭が「こういう寒い時は教室の中で震えていないで、子供は外に出て遊ぶものです。さあ、これからみんなでドッジボールをやりましょう!」と良からぬことを口走るものだから、クラス全員が運動場にかり出される羽目になりました。言いたいことは分かる、趣旨も十分理解できる...、しかし「寒い」という事実は曲げられません。でも、お上の命令には逆らえないですからそれでも従順に言われるままドッジボールに参加しておりました。ところがゲームが佳境に入った時、先生からご指名をいただき馳せ参じましたところ「ねえ君、もうちょっと真面目にやれないの?」とお叱りをちょうだいしてしまったのです。ワタシのどこがいけないの?と思っておりましたら「だいたい両手をポケットに突っ込んでドッジボールはないでしょ!」とのご指摘であります。「いやあお言葉ですが真面目にやってなきゃ、とっくに当てられてますってば...」と言いたいのを我慢してそこは大人しくご高説を承りましたが、今考えるとこの頃既にもうワタシの原点が芽生え始めていたのかも知れません。その後、ご丁寧に通知表の備考欄に「利発なお子さんのようですが、少しずぼらな面があり体育の時間にはよくポケットに手を突っ込んで参加してみえます」と書かなくてもいい寸評をしっかり記録されてしまっておりました。ただ、これは多かれ少なかれどんな人間、動物にでも当てはまるようで、有名なカエルの行水もそうですし、先日はカピバラを温泉に入れるとお湯が冷めるまで出て来ないという記事もどこかに出ておりました。放っておくと必ず楽な方に流れるというのは動物の本能みたいなものですから、実はそういう風にさせない「エサ」というのが必要なのです。冒頭に書きました金メダルや東大というのも結局はその「エサ」に他ならないのでしょう。コーヒーだって昨今はやりの品評会などはその好例で、頑張った生産者をそこで十分にみんなが評価してあげて、それ相応の高値を付けてご褒美を与えることが品質向上に繋がるのだと思います。少しくらい努力して頑張っても作ったコーヒーの値段が上がるワケではないと考えられてしまえば、美味しいコーヒーなんて飲めなくなるのですから...。と言う次第でコーヒー生産者たちがポケットに手を突っ込んでコーヒーの実を刈り取るようなことがないよう今度も三重珈琲さんはブラジル「カップ・オブ・エクセレンス」に臨むことと致しましょうか。美味しいコーヒーを出品していただければ、しっかり評価させていただきまっせ...!
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