プレミアム・セール

 プレミアムフライデーとかで世間の「一部」は騒いでおります。ネットの意識調査ではその恩恵にあずかって午後3時、もしくはふだんより早めに帰宅できた人は6%くらいなんだそうです。冷静に考えてこれで企業活動が円滑になり消費拡大に繋がると考える人の方が一般常識からズレていると思うのですが、冬眠蛙の行水みたいなもので暖かいお湯に浸かっている人間にはそのまま冷たい外に出ずにいると最後にどうなってしまうかなんて想像だにできないということのようです。そこで面白いと思うのが来月末に当ショッピングセンターで行うというセールのお話で、何と営業時間を大幅延長してお買い得品を並べたセールが大々的に実施されるようであります。売上げを伸ばすには営業時間を増やす、大幅値引きのお買い得商品を並べるという発想がどこかこのプレミアムフライデーと共通したものがある感じがして、果たして思惑通り行くのかどうか期待を持って見守ることと致しましょうか...。かつてバブルの頃前後までは黙っていてもお客様が来てくださる有り難い時代でしたから、この営業時間を延長して割り引き率で釣るやり方というのは効果的でした。しかし、無理にそれをやっても個々のお店側がそこまで乗り気にも見えませんし、下手をすれば暇な時間をこれ以上増やしてしまうだけで終わる可能性も捨てきれません。セールというのは繰り返し行えば行うほどインパクトが薄れ、その日だけ多少売上げは稼げてもトータルでは何も貢献してくれないものです。もう時代が違いますから。隣町の某老舗デパートなんて賑わうのはセールの日だけでふだんは来客数より店員数の方が多くてゆっくり買い物もできないと聞いたことがあります。そんなひと昔前の手法に頼るより、いつも申しておりますが時間がなくて忙しい中でもわざわざ買いに来ていただけるだけの魅力的な商品を並べる努力をすべきなのです。ふだん仕事があって買いに来たくても来れないお客様を時間延長してお迎えするのだそうですが、ワタシなら欲しいモノはネットでポチりますし、ネットに無ければ万難を排してでもそれを置いてあるお店へ買いに行きます。でもいくら営業時間が延びたからと言ってそういうものがない所へ日も落ちてから出かけるのは嫌ですね...、だってよい子は夜遊びなどしませんから。
 ところで、お店のパソコンがボチボチ10数年も経過するCPUを使っているので、どこかでマザーボード一式を交換したいと思っているのですが、AMDから優れものっぽいCPUが出るようですね。ベンチマークでIntelのcore-i7を上回ったとかで自信満々の発表会見をしております。AMDだと価格がIntelの半額くらいになるのでこれは今からツバを付けておく必要ありかも。最新の発売予定リストに日本は入っていないというのも隔世の感がありますけど。これくらいぶっ飛び性能のパソコンを作っておけばもう死ぬまで買い替える必要もないでしょう、爆速パソコンというのはマニアの夢でもありますし...。少しまとまったお暇をいただいて終日いじくり回したいですヨ。

仕入れせずに売る方法

 今月は支払いが多過ぎるので買わないつもりでしたが、商社のキャンペーンが今月中で終了するということで当店にも「予定数」が割り当てられているらしくてメールで打診をいただいてしまいあえなく購入と相成りました。商品はインドネシアの「ガヨマウンテン」になります。ガヨのコーヒーは結構高品質で人気があり値段も高騰しております。先だっても「ガヨ・ビオソラ」があまりに価格高騰してしまい、取り扱い商社が購入を見送ったと連絡いただいたばかりであります。しばらくビオソラが入荷しないならその代替品として買ってもいいかなとは思っておりましたが、何せブルマンなどの値の張る商品を買ったばかりでお金がないのです。中小零細店の悲哀を思いっきり感じてしまいますねえ...。このガヨマウンテンというのはフローラルで赤ワインのような甘み・酸味があり、商社の話でもかなり人気商品でよく売れているらしいのですが、なぜか当店ではあまり人気がありません。試飲してみても確かに美味しいコーヒーですし、売れないような商品ではないと思うのですが、ひと言でいいますと「間の悪い」コーヒーでして、前回もビオソラと相前後して入荷してしまい比較試飲して負けちゃったという所でしょうか...。もし入荷時期が違えば恐らくもっと売れていたでしょう。今回はキャンペーン商品でもあり少し価格も前回より抑えめにして販促をしたいと考えております。今週火曜日くらいに入荷しますので届いたら店頭でもプッシュする予定で待ち構えておりまする。味は保証しますから是非「買ってちょ!」でございます。3月は「カップ・オブ・エクセレンス」や「ダテーラ・オークション」など品評会予約購入品の入荷ラッシュになります。いつもニコニコ現金払いで基本的にローンは組まない主義ですが、こう仕入れが多くなるとリボ払いにでもしてくれないかなと思ってしまいます。まあ、リボというのは地獄行きの切符がもれなく付いてくるヤツですから使いませんけどね...。保険みたいにコーヒーも仕入れなしで売れる方法を誰か考えてみて下さいな、そうしたら三重珈琲のノーベル賞を差し上げますよ。ただし「無価値」でございます、念のため!

ひと工夫が肝要なのです

 中米で流行(?)しているワイニー、ブラックワイニーなどハニー製法のコーヒーについて、比較試飲してみますと確かにそれぞれ風味に差があり当初は面白いなと感じておりました。しかし落ち着いて再度飲んでみますとそこまで圧倒的な差がないことも事実で、個人的には少し熱が冷めてしまっております。これは恐らくコーヒーの前衛的な取り組みというようなものではなく、ただ単に使用する機械装置の進歩がもたらしただけというのが真相のようです。コーヒーを精製する課程でコーヒーの実から果肉を取り除くとぬめりのある白い薄皮に包まれた種(コーヒー豆)が出てまいりますが、ここまでの作業を手助けしてくれるミューシレージ・リムーバーという機械があります。これには水を使用するものやしないもの、手動式や電動式など様々なタイプがあるようです。中米では水を使う装置の中に水圧を調整できるものがあり、その水圧を調整することで簡単に果肉を半分とか7割とか一定量だけ除去することが可能だと言います。お隣りの農園が果肉を半分飛ばすならウチは3割にしようという感じで様々なハニー製法のバリエーションができてしまったようであります。最近はこれ以外更に果肉除去の後、それをワインの袋に入れて乾燥させたり、ワインの製造課程をそのまま踏襲するようなものまで試作されております。ワタシが注目しているのはむしろこっちの方でして、昨年あのリロイがお値打ちに落札できたのも以前ブログにも書きましたようにフランス・ボジョレーのワイン製法を踏襲したリロイに人気が行ってしまったからであります。あまりに価格が高騰して昨年は買えませんでしたが今年はもし出品されれば再度チャレンジして入手したいと考えております。ただ、製法がワインに近づくとお値段までワイン並になってしまうのが残念なんですよねえ。まだまだコーヒーの精製法というのも多種多様で定石みたいなものはありませんので、願わくば精製過程でひと工夫加えることによってお値段そのままに鳶を鷹に変えていただけると、世界のコーヒー・ファンが喜ぶのですが...。
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