捨てればゴミ

 毎月何枚も出てしまう麻袋の始末に少々困惑気味で、近頃は時々ショッピングセンターのゴミ置き場にまとめて捨てておりましたが、ようやくそれを大量にお使いいただけるという方が現れてひと安心であります。それだけでなく差し上げた袋をうまく利用してバッグや帽子などを作ってお持ちいただくのでお店のディスプレイ用に重宝致します。捨てればゴミなんですけど、ああやって手を加えていただくととたんに経済的な価値のある新商品に変身しますから、手先の器用な方って羨ましい限りです。現在試行錯誤中だそうで、とにかくいろいろな小物を片っ端から作ってお店に持ち込まれます。周りのテナントさんに麻袋バッグを差し上げたりしますと結構喜んでいただけます。コロンビアなど特に麻袋デザインに力を入れている国には、そのまま飾っておきたいようなお洒落なデザインのものもございますし、昔ながらの麻袋もそれはそれで風情があって、真空パッケージ全盛の時代になりましたが、何となくかつてのLPレコードと被る要素が感じられて、良いものは残していただきたいですねえ...。お盆を挟んでお店の人出がかなりしょぼくれた状況になってしまい、昨日の日曜日は何と午後1時半まで焙煎豆のお客様がおみえになりませんでした。お店のパソコンにポタアンを繋いでみたり、何かやってなきゃ間が持たないという困った事態になっております。裁縫でもできれば自分で麻袋の有効利用も考えられるのですが、スキルがない悲しさでありましょうか...。幸か不幸かお盆明けでこれから入って来る豆は高級品ばかりでほとんど全部がバキュームパックでございます。バキュームは扱いやすいですし鮮度が保てていいのですが、「趣」がなくて困ります。せめて無地のアルミ袋じゃなくてエスメラルダみたいにそれなりの洒落たシールを貼って出荷いただきたいものであります。高くて味も素っ気もない梱包では、そのうち飽きられまっせ...!

飛べない鳥

 確かオーストラリアへ行った時だったと思うのでパースかケアンズのはずなのですが、自由行動のスケジュール表の中に「バンジージャンプ体験」というのがありました。当時バンジーの本場はニュージーランドだったようですがオーストラリアでもいろんなところでそれが体験でき、結構人気があると聞きましたので、一瞬やってみようかとは思ったのですが、でも冷静に考えてみるともし万一例えば体重計算を間違えたとか、紐が緩んだとかで予期せぬ事故に遭ってしまったら...と考えると心配性の(?)ワタシには「行っきまあす!」とは言えませんでした。それに「えっ?まさか...」と独り言を呟きながら最期を迎えるなんて断じて本意ではありませんし、せめてアメリカン・パイを囓りながら'That will be the day when I die'とか何とか鼻歌を歌って死ぬだけのゆとりが必要だと思うのでその時はご辞退させていただくことに致しました。バンジーに誘われて飛べない人のことを「チキン」と呼ぶのだそうで、現場で足が竦んで結局飛べない人は胸にチキンのワッペンを貼られて帰って来るのだそうです。しかし、まああんなことをしていてよく事故が起きないものだとある意味感心しておりましたが、実際には案外そうでもなくて、どこかの橋と同じでたまには落っこちることがあるのだそうです。先日もネットのニュースにありましたがオランダ人の若い女性が係員に準備ができていないので「飛ぶなよ(No jump)」と言われたのに、その英語の発音があまりに稚拙で「さあ、すぐ飛べよ(Now jump)」と言われたものと勘違いして飛び出して、そのまま地面に激突死しちゃったという記事が出ておりました。わずか20歳ちょっとでお気の毒と言う以外に言葉が見つかりません。性格的なものというのは直しようがないもののようで、コーヒー1つ仕入れるにしてもワタシは常に思い切りが足りない傾向がありまして、ついつい先の支払いのことまで計算してしまうのですが、そのくせオーディオなど自分の嗜好品は後先考えずにすぐポチっとやるのだから、矛盾の塊ではありますね...。あれからウン十年、年齢とともに分別ある人間に成長しているのかと思いきや、バンジーから逃亡した頃と結局何も変わらないままお年を召したってことなのでしょうか...。どこまで行ってもチキンはチキンってか?

入荷、完売

 昨日ブログでご紹介しましたシェリー酒樽にて熟成させたモカがお昼頃にお店へ届きました。正直なところあまり期待はしておりませんでしたが、早速焙煎して試飲をしてみましたところ「アンタ、一体何者?」という正体不明の雰囲気で、お酒の香りがして甘みとコクがワインのようでどっしりとした濃厚コーヒーであります。何人かおみえになったリピーターさんに試飲していただきましたが大好評でほとんどの方が買って帰られました。焙煎豆100g限定ではありますが何せたった1kgの入荷しかなく、文字通りの「瞬殺」でありました。本当はお飲みいただきたいコーヒー好きのリピーターさんがたくさんいらっしゃるのですが、残念ながら無い袖は振れないということでご勘弁いただきたいと思います。今日お越しいただいた方は頗るラッキーというものでありましょう。ただ、1回1kgしか買えないとは言え商社在庫がまだ残っているようなので、再注文を出しております。ですから近日中にまた届く予定になっております。もっと早く売れてしまうかと心配しましたが、樽熟成のコーヒーで美味しいよと商社がいくら宣伝しても昨年のダテーラ・リロイ「Maria」の経過を知らない方々には何のことやらサッパリ分からないでしょうし、馬鹿高いだけにしか見えない豆なのでそこまで売れていないようです。でも、本当は売れ行きの芳しくなかったモカをただ樽に詰めただけのものですから、何もあんな高値を付けなくても良さそうなものなのに、デカフェの時もそうでしたがここの商社は価格設定が結構エグい感じがして、それに乗せられるのもシャクなので売れ残っていても、もう1回だけしか買わないつもりでおります。それにしてもコーヒー豆を酒樽に詰め込んで寝かせるだけでこんな変わり身をしてくれるなんて、目から鱗でございますねえ...。ゲイシャより安くて良いというお客様も現れそうですし、もっと作って!!!
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