見た目の雰囲気に瞞されるな

 昨夜は雷雨で寝つけず久しぶりに朝寝坊をしてしまいました。お店が休みでなければ大変なところでした。お待ちかねのエスメラルダがもうそろそろやって来るはずなのですが、だいたい宅配は夕方にしか来ないので、今朝のモーニングコーヒーはタンザニアのマチャレでお茶を濁しました(コーヒーですけど)。このコーヒーは以前にキリマンジャロを仕入れる目的で「モンデュール」、「ルブーマ」と一緒にサンプルを手配して飲み比べてみたもののあえなく「落選」という経緯のあるものですので正袋で買うのに少し躊躇いもあったのですが、届いた商品はむしろサンプルのものより良さそうな雰囲気さえあります。「これだよ、これ...。昔からよく飲んでいるキリマンだよ...」と心の中でぶつくさ呟きながらいただいております。昨今のコーヒー業界はゲイシャのような明るくフルーティな酸味とクリーンカップが幅を効かせておりますので、こういうコーヒーはラフな服装の集団の中にひとりスーツを着て紛れ込んでいるような違和感がございますが、確かに「キリマンはこうでなくっちゃ...」という安心感が感じられます。ヨーロッパなどでケニアに押されてあまり人気がないというのも宜なるかなと納得してしまうくらい地味であります。だいたい昔はどこのクラスにも1人や2人はいた、あの地味で目立たなくてどう見ても賢そうに見えないのに、定期試験があるといつも成績優秀者に名を連ねる「アンタ、一体何者なのよ!」と言いたくなるヤツと似たようなムードを持ったコーヒーです。上品で明るいフルーティな酸味?...そんなものあまりないですよ。スコア90超え?...絶対にムリ!でも、なのにしっかりしたキリマンならではの酸味と地味なまったりしたコク、昭和の時代を彩った定番のコーヒーというのはこれだったんだよと納得できるから不思議です。世界的な異常気象でタンザニアは特に変化が激しく、かつて名産地として名を馳せたマチャレ農園もあるモシ北郊の産地がどこも苦戦していて、南部など新しい産地に比重が移りつつあるようですが、キリマンのオールド・ファンにとってはやっぱりキリマンと言えばこの北部ンゴンゴロ・クレーター周辺こそが故郷でありますから、消えて欲しくないコーヒーの1つだとワタシは思っております。昔の時代劇の水戸黄門や座頭市みたいに、見た目が粗末で箸にも棒にもかからないヤツに見えるのに、中身はどうしてなかなか飛んじゃってるようなモノっていいですよねえ...。200g790円でございます、オールドファンの方はどうぞ三重珈琲さんまで!

踏み間違い

 自動車に関して我が家ではずっと1つシコリとして残っているものがあります。ある日お店の所属するショッピングセンター駐車場にバックで駐車しようとした時、ギヤを入れたとたんにかなりのスピードで車が下がり始めたことがありました。アクセルを踏んでいる感覚がないのに下がるので、とっさに足をアクセルから外したのですがそのまま勢いよくバックします。後ろは用水路のような大きな溝で落ちたら恐らく車は全損、自身の怪我も十分想定できます。ですが辛うじて車止めに引っ掛かって止まることができました。随分と怖い思いをしたワケですが、実は本当に怖いのはここからで、すぐにディーラーの担当に電話して事情を説明しましたら、お決まりの「アクセルとブレーキを踏み間違えたのでは?」という返事でしたが、「足が床の上にあったのだから踏み間違えた可能性はない」と申しましたら、何と全く驚きもせず「通勤などにしか使用せず、長距離を走らない場合にはエンジン内に燃えかすが溜まってそういう現象が時として起きるんです、整備しておきます」という回答でした。これって、もし暴走して停止せずに事故になって運転手が亡くなったりしたら、アクセルとブレーキの踏み間違いということで処理されてしまうに違いないですよね...。何よりそういうケースを把握しているのなら何らかの対策を打っておくべきではないかと不信感いっぱいなのですけど。ましてや事故になりかけたのは点検整備に出してすぐのことです。この論法で行けば通勤やふだんのチョイ乗りだけにしか車を使わない人はみんな同じ危険と隣り合わせってことですよねえ?その辺りの詳しいメカをワタシは知りませんので、それがどんな車にもあり得ることなのか不明ですが、何せその自動車メーカーがかの燃費偽装の有名メーカーだとなると正直乗り続けるのが怖くて、そういうこともあって最近ディーラーの営業マンが売る車がないので提携している他社の車でいいから買ってもらえないかと話をしにみえたのを渡りに船と買い替えたのです。これなら営業マンの応援にもなり一石二鳥ですから。でも以前にもリコール隠しの実績がある会社ですし、この調子ですとまだまだこの会社には同様の不祥事がたくさん眠っているのではないかと思えてしまいます。実際にバックの時のアクセルとブレーキなんて「間違って踏んだのではないか?」と断定的に言われれば確信の持てない人が多いでしょうし、それが高齢者ともなれば余計に抗弁ができないでしょう。個人的にはそこまで他社製の自動車と「走り」その他の部分で遜色があるとは感じませんでしたが、何より信頼性が全く無くなったというのは致命的であります。違うメーカーの車になって良かったと家族みんなが思う自動車会社っていかがなものでしょうか...。

※明日25日(木)は当ショッピングセンター専門店街の一斉休業日です。三重珈琲やってません、お間違えなく!

キタキタ、うえギダ...

 朝起きてパソコンをONして、いつものようにブログ更新でもしようかと思ったのですが、考えてみたらスコア91という鳴り物入りのイルガチェフェが届いたばかりだし、今日はキリマンジャロ、明日はたぶんエスメラルダが届くかも知れないですから、先にモカの試飲をしてその感想などをご紹介した方が良かろうということで、お店に来てからさっきまでいくつか焙煎を行っておりました。ご存じのようにコーヒーというのは焙煎直後にカッピングしてもまだ豆の中のガスが抜けきらず、正当な評価はできないものなのですが、それでもスコア90前後となるとそういうことを割り引いても旨いものは旨いはずですから、速攻で試飲を致しました。一般にモカと言いますと「モカフレーバー」と呼ばれる独特のアロマがウリなのですが今回のこの「ウェギダブルー」の場合はウオッシュドということもあり、そんなにでかいモカ面をしておりません。イエメンのモカやイルガチェフェのナチュラルが遠くからでも見分けのつく少しはっちゃけた異端児的な雰囲気なのとは対照的に、正統派の上品な感じで「どこのご出身かと思いましたらモカだったんですか...」という具合です。それでも決して地味な一般庶民タイプではなく、アプリコットのようなきれいな明るい酸や喉ごしのクリアな感じから致しますと、恐らくそれなりの由緒ある出の方なのだろうと拝察しておりましたよと言ってみたくなるセンスの良さを感じます。この辺りは人それぞれの好みの問題ですから、自分にはホワイトキャメルやムハメド・フセイン・アダミのワイルドなモカフレーバーが好みだと仰る向きも当然あろうかと思われますが、スコア91を堂々と臆面もなく付けて来ている点を考えても、こいつはモカとしてではなくコーヒーとしてのクオリティを一般的にきっちり評価した上でいただくべきものだと思います。少なくとも今回のこのモカ・イルガチェフェに関して言えば、輸入商社が勝手に水増し評価した「なあんちゃって90点」の商品ではなくて、誰がカッピングしても85点以上は間違いなく付けられるものだと言っていいと思います。昨夜ネット通販の方にもアップしましたが早速いくつかご注文が入っており、モカの人気のほどがよく理解できます。これでエスメ・ゲイシャが入って来たらどうなるんでしょうか...。
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