信じなさい、とりあえず

 最近、お店が休みの日になると家族みんなで昼食を食べに出かけることがお決まりのようになってしまいました。昨日もメガネをあつらえていただいて、その後どこかで食事をと考えておりましたら商社の担当から携帯に着信があり、お店が休みなので自宅の方へ伺ってもいいですかということでした。慌ててメガネだけ注文して自宅に取って返しました。お店にいらっしゃる商社員さんは何人もみえますが、自宅までとなるとあまり前例がありませんからその意図を勝手に邪推してしまい「そうか、昨日のブルンジCOEを買ってくれという話かな...」と予想しておりました。しかし、実際はそういうお話は無くて世間話を少々させていただいただけで、以前にお願いしていたコーヒー関連の器具もご持参いただきました。今は社有車にもナビがあるので、その気になればどこにでも行けてしまいます。「どうせネット上だけの付き合いだから...」と割り切っていたらとんでもないことになる世界であります。ただ逆に言えばそれなりにきちんとした対応を常に心がけていればネット上だけの付き合いのつもりでも、ごく普通に対面してする付き合いと何ら変わらなくなるということでもあります。店舗休業日とは言え、こんなちっぽけなお店のためにわざわざ自宅まで商社員が出向いてくれるということに素直に感謝すべきだと思っております。
 今朝はお店でコスタリカCOEをいただいております。品評会のロットなので順位ははっきり決まってしまいますが、数ある出品ロットの中から受賞に至るためには他の一般コーヒーとはひと味違う「おやっ?」と思わせてくれるような突出したアロマがないと高得点は望めないですし、スコア86点という基準をクリアして予選突破したものしか受賞しませんので、上位数点の極上ロットを除けばどれもある意味で「どんぐりの背比べ」でしかありません。今回のロットはコスタリカの最下位受賞品でございます、そう...こちらの言葉で「どんべ」というヤツです。でも人気のハニー製法ですし飲んでいただければすぐ分かるようにコスタリカらしい「おっ!」と思わせてくれる明るい華やかなキャラメル風の甘い酸味があります。1点・2点は評価を担当する鑑定士にもよりますし、時の運みたいなものですから上位入賞品だと思って飲んでいただければ十分それに応えてくれるコーヒーだと思います。「信じよ、されば救われん!」でございますよ...。

ステルス方式の蚊

 歳を取ると実感するのが「目」の衰えであります。アタマや耳くらいならまだ正常なフリをすることも可能ですが、モノが見えなくなることにはかなり辛いものがあります。最近どうもパソコンの画面が見づらくなったなと思って大きめのディスプレイに買い換えたくせにそれでも時々ぼやけて見づらいですし、目の疲れもひと頃よりは激しい感じが致します。さらにどうにも我慢できないのが夏場の「蚊」の野郎で、遠くを飛んでいてもワタシのレーダーは見逃さないのですが、周囲1m以内に入ったとたんに突如ステルス化して消えてしまいます。耳元で鳴き声だって聞こえますし、鬱陶しいので一応格好付けて叩き潰す仕草は致しますが、ホントは見えていないのです。要するに「当てずっぽう」というヤツです。だからよほどノロマで間抜けな蚊以外は引っかかることがありません。人間の身体の機能というのは加齢と共に公平に万遍なく劣化して行くもののようで、相当に他人とは違う細かいケアを続けていない限り60歳は60歳、80歳は80歳なりのくたびれ具合にしかならないようです。以前にテレビを見ているオヤジに右後ろから声をかけたら左を振り返って返事をされて「ダメだ、こりゃ!」と呆れたことがありましたが、いつしか自分も同様に劣化街道まっしぐらだということを最近は実感できるようになりました。本日はお店の休業日なので、取りあえず気休めにメガネ屋さんにでも行ってみましょうかねえ、考えてみたらもうだいぶメガネも替えていないし視力が合っていないはずですから...。
 今朝は商社から昨夜終わったブルンジ「カップ・オブ・エクセレンス」の落札連絡が入っておりました。入賞順位は第1位、価格はエスメラルダ・スペシャル超えで1箱買うにしてもちょっとした中古の軽自動車くらいならゆうに買えるお値段です。いつもならすぐに1箱予約するところですが、さすがにこれは三重珈琲さんには家賃が高過ぎて手が出ません。ホンジュラスかどこかでスコア92~93点のロットなら真剣に悩む所ですけど、ブルンジの1位で90.4点となるとエスメ超え価格がネックであります。どちらかと言えば落札価格がこれの5分の1でスコア87~88点の受賞ロットの方が欲しいくらいです。オークションだから仕方がないとは言え、最近のCOE第1位のロットってコスパ悪過ぎでそのうち飽きられそうな危惧を抱いてしまいます。こういう豆をスパッと買えるくらいでないと大したお店ではないんですけどね...。まっ、いいか...どうせあたいなんて...(イジイジ)。

コピが思ったより早く空を飛んで来ました

 昨日商社からメールが入って、コピルアックの通関が切れて本日お店に届くことになりました。本当はしばらく先でもいいのですが、常連さんもいらして在庫がないと困りますのでこの財政厳しい折に買っちゃいました。コスタリカCOEも今日の予定ですし、これから年末商戦にかけて品揃えだけはしっかりしてきたように思います。ただ、インドネシアは生豆価格高騰中のため今回からコピルアックもお値段が少々上がったようで、心苦しいのですが若干の値上げをさせていただきます。どこか別のところで安いものを買うという選択肢がないワケではないのですが、出所の確かなものを買うのがこのコーヒーを仕入れる鉄則ですから今回もいつもと同じガヨ農協さんを通して航空便で送っていただきました。もう1つのコスタリカCOEについてはまだ資料も届いておらず、今年も例によってかなりの高値でしたし、20数ロットある受賞品のうちで当店に届くのはそのビリっケツであります。ですのであまり期待はしておりませんが、それでも品評会受賞品だけにそこらのコスタリカよりはずっと美味しいことだけは保証付きです。コスタリカについては来月にももっと受賞ランクが上の商品を別商社に予約してございます。それからホンジュラスも出荷可能になっているはずなのですがまだ連絡をいただいておりません。少し落ち着いたら催促してみます。
 今朝は昨日届いたメキシコCOEをいただいております。さすがにこのクラスになると何も考えずに黙って飲んでみても一口で品評会受賞ロットだと分かります。オークションロットのゲイシャみたいな圧倒的な明るい酸味がないだけで、とても華やかで甘みがあり角の取れた感じがして、コーヒーとしての味のバランスでは負けておりません。このまったりとしたまろやかさが新品種ガルニカ種の特徴なのか、それとも農園での育て方によるのかワタシには分かりませんが、クオリティ的にはほとんど十分なコーヒーだと感じます。鑑定ノートにあるシナモンのような風味というのはそこまでワタシの劣化舌にはヒットしませんでしたが、面白いコーヒーであることは間違いありません。できればどこか他で同じ品種のコーヒーを味わってみたいものです。大して特徴のない受賞ロットを買うのならゼッタイこちらもアリだと思いますね...。次はホンジュか?
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